新元号『令和』と日本古美術史上、最も高価な骨董品の話

4月1日新元号が『令和』(REIWA)に決まった。

天皇陛下の生前退位により、新元号に変わるのだが、

昭和→平成の時の喪に服した中での新元号発表時より、

明るいニュースとして捉えられていたようだ。


天皇家は、君主として世界で一番長い歴史を持つ。

日本書紀によると、紀元前660年まで遡れるという。

ギネスブックにも認定されている。

世界で最も敬意を持って扱われる一族なのだ。


新天皇が即位すると、元号が新しくなると共に受け継がれるものがある。

それは三種の神器と呼ばれる。

八咫鏡(ヤタノカガミ)、八尺瓊勾玉(ヤサカニノマガタマ)、草薙剣(クサナギノツルギ)

の三点だ。

その存在は知られているが、宮内庁の一部の職員か、天皇家の関係者以外は、

一生、見る事も触ることも無いだろう。

日本国のお宝中のお宝である。

来歴も確かで、市場に出れば、恐らく日本古美術史上の最高価格になることは間違いない。

しかし、三種の神器が市場に出ることや、一般人の目に触れることは、

歴史上ありえない。

まさに、幻のお宝なのである。




独立運動100周年の朝鮮半島のゴタゴタと骨董品の目利きの話


骨董品のジャンルの中でも李朝の陶器や木工芸などは世界中で愛好家がいる。

李朝とは李氏朝鮮。1392年〜1910年にかけて存在した、朝鮮半島の北も南もない、最後の統一国家だ。


話は豊臣秀吉の時代まで遡る。

天下人の秀吉は、黄金の茶室など金を惜しみなく使い、最高峰の物や絢爛豪華な物を愛した。

逆に秀吉の側近であった千利休は、李朝の素朴な器に、侘び寂や用の美を見出し、

小さきものに宇宙を見るといった、茶道の真髄にたどり着く。

大茶人として名を残し、現代にも影響を及ぼす。


黄金は心を惑わす美しさはある。それはバカでも感じる美しさであろう。

しかし本当の美とは、花鳥風月を美しいと思える心のゆとりがあり、

そこに教養がないと見えてこない。これはまさに骨董品の目利き、審美眼に通じる物がある。

李朝の器を手に取れば、その収まりの良さ、使い勝手、佇まいの美しさに心を奪われる。

昔の朝鮮半島から日本は沢山の学ぶべきことがあった。


3月1日のテレビのニュースで『独立万歳!』と叫びながら、

日本の国旗に火を放ち、破り裂き、踏みつけ、熱狂する韓国の人々の映像を見ると、

早春の空の青の美しさや、花の香りも感じないほどに、

心のゆとりが無いように見受けられる。


春節と米中貿易戦争と骨董品買取価格の話

今年の春節は2月5日です。

毎年この季節は中国人バイヤーも結構お休みしていて、中国向けの商品の動きが無くなるイメージです。

中国では、都会の工場で働く人々が一斉に田舎へ帰省する為、交通機関がものすごく増える。

中華圏では春節に家族団欒で過ごすのが、重んじられる。

それと同時に、春節の休暇期間を使い、日本などで爆買いツアーなんかするのも、この季節ならでわだ。

ただ、今年の春節は少し趣が違う。

中国経済アナリストがある経済シンポジウムで発言した言葉が中国経済の崩壊を示唆したものだからだ。

中国政府の中枢の人物の発言なので言葉の重みが違う。

『2019年、中国の全ての資産価値が急落する』

中国政府の発表する経済成長率の数字は悪くはないが、信用されていない。

中国ではこのニュースは全く流れてはいない。

経済シンポジウムでのこの発言があった時の関連動画は、全て削除された。

あまりにも信憑性のあるニュースだ。

春節で従業員が帰省中に夜逃げする企業もあるという。

休み明けに出勤したら、会社がないことがあるらしい。

まさに今、アメリカが仕掛けた経済戦争が大詰めだ。

春節が終わる頃に、アメリカの経済制裁が始まるらしい。

ここ10年ぐらい、中国バブルと共に成長していた骨董業界も、米国トランプ大統領が仕掛けた経済戦争で、

暗雲が垂れ込めています。

中国由来の商品が高く売れるのは、今年が最後になるかもしれません。

売却の際はお早めに。



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